麺屋貝原 是枝信仲

大好きなラーメン店を始め、自分の味を追求する。


画像をクリックで動画再生

長崎出身の是枝さんは、大学時代から関東を中心に生活されていました。仕事の転勤で兵庫県に来られたことをきっかけに、海と山があり、田舎でもなく都会でもない神戸をとても気に入っていただき自分のお店を出す地に選んでいただきました。そのおかげでこんなに美味しいラーメンをいただく事が出来たことに感謝です。

一度食べたら忘れられない優しい味。日々進歩し続ける貝出汁はオンリーワン。

牡蠣つけそば
貝しおそば

「麺屋貝原」は神戸市西区池上の伊川センタービルの1階。オープン時間になるとすぐにお店の前に行列が出来る人気店です。メニューは多くはなく麺は「貝しおそば」「貝醤油そば」とそれぞれのチャーシュー麺、そして人気の「牡蠣つけそば」の大きく3種類のみです。あとはご飯ものとトッピング。それだけにそれぞれのラーメンへのこだわりが感じられます。

ラーメンに替え玉がないのは出汁の味が薄くなることと、外でお待ちのお客様をお通しするのが遅くなっちゃうから、と。優しい心遣いが感じられました。通常の麺では量が足りないという方は、大盛りを選んでいただくか、ご飯類と一緒に注文してくださいね。

Q 自分のお店を持とうと思ったこと、目指したものを教えて下さい。

料理をする事が好きだなと思っていたのでいつかは自分でラーメン店をやりたいと思っていました。大手の外食チェーン店に就職し、店長などを経験してきていたので大体の想像はついていたのですが、資金の調達や味を調えることなど、思ったより大変でしたね。仕事を辞めてからはラーメンの基本を習いに行って自分の目指す味が見えてきました。

貝出汁の専門店は喜多方ラーメンのような専門性があるような味を目指したいと思い始めました。貝と煮干しや昆布の魚介のみで出汁をとっているのはなかなか珍しいと思います。でも昔から馴染みのある御出汁などの味に近いので受け入れやすい味なのかもしれません。自分が食べたい味、自分が納得した味を提供して喜んで頂けたらと思っています。

また、女性が一人でも入りやすい綺麗な店という点も大事にしています。

Q 貝の美味しい季節はいつ頃ですか?

貝は冬から春先にかけてが美味しい季節なんです。なので季節によって貝の量を増減したりはしています。使っている種類は「アサリ、牡蠣、ホンビノス、ムール貝」がメインで、手に入る貝の種類によって違うものを使ったりもします。
通常のラーメンより原価がかかってしまいますので、提供させて頂いている価格も少し高めになってしまいますが、ここはご理解いただきたいところなのでよろしくお願いします。

Q これからの展望を教えて下さい

実は海外進出(アジア)が次のステップだと思っていました。それがコロナが来たことで色々モチベーションが下がってしまって、今は模索状態に陥っています。海外を諦めて日本で店舗を増やす「金太郎飴」方式は楽しさを感じなくて、やっぱり職人として納得できるものを出していける店をやっていくほうが良いと思っています。もし複数店舗を持つのなら全く違う味で勝負したいと思ってはいます。結局これからの事は考え中ですね(笑)

職人気質だからこそ出せる納得の味

今回インタビューをさせて頂き、自分の納得できる味を、自分の手で作って提供したいという強い思いを感じました。そこには大手外食産業に長年勤められていたからこそのこだわりがあるのだろうと思います。小さな名店ここに在り。です。

名称:麺屋貝原(めんやかいばら)
業種:ラーメン店
住所: 〒651-2111 兵庫県神戸市西区池上2丁目30-1 伊川センタービル 1F
駐車場:伊川センタービルのお客様用駐車場30台


営業時間/定休日:不定休(ブログにて事前告知 今週の営業時間と店休日のお知らせ

インタビュー動画

≪ 前へ  次へ ≫

ページの先頭へ