個人的に色々あり、少し体を動かしたいな、と思った時にフィットネスクラブのヨガと出会いました。なんだか気持ちがすっきりしてはまってしまいました。その中でシュリカリヨガと出会い、ヨガ指導者の養成コースを受けにインドに行くことになったんです。（詳しいことはインタビューで語ってくれていますのでどうぞ！）

インドでは併設された宿泊施設に泊まる方もいますが、私は現地の方の家にホームステイさせていただきました。その家の子供が「Hey！Japanese！」って声をかけてくれてとっても可愛かったです♡一か月程度は滞在するので、日本から子供を連れて参加されている方もいて自由な雰囲気でした。

現地には日本人の先生が一人いて、通訳兼指導をしてくれます。朝から夕方までヨガ三昧の一日を過ごした後、晩ご飯の後は夜な夜な哲学の勉強をします。フィットネスのためのヨガなどは筋肉の話をされますが、インドでの学びの根本はヨガ哲学がメインでした。実は半月ぐらいは暑くて、環境も合わなくて、しんどくて「私なんでここに来たんだろう」と思ったこともあったんです。

そんな時、休みの日があって「頭で理解しなくていい」という日が出来たことによって急にすっと入ってくるようになったんです。後半になるにつれて、哲学の内容についてなどが「腑に落ちてくる」という学び方で、自分の気持ちの中に入ってくるような感覚でした。とにかく日本に帰ってこれを伝えなくちゃ、という気持ちでいっぱいになった状態で帰国しました。

動かされたように勢いで伝えることを始めたました。
休職してインドに行かせてくれた派遣会社の方が「ここで教室をやればいいよ」と言ってくれて、まずはそこの「オフィスヨガ」でスタートしました。

場所を探しているうちに、友達の実家がお寺だったり、おばあちゃんの家がお寺だったりで縁が出来てお寺ヨガを始めることが出来てきて、つながりがどんどん広がっていきました。公園でやったり、公民館でやったりと色々なところでやりましたが、今はコロナもあり、教室は一旦閉めてオンラインのみにしています。

私はシュリカリヨガと出会って、まずは自分自身のトラウマになっていることや恐れとか不安を剥がしていく作業が大切だと学びました。それができれば、どんな人もどんな場面でも、自分らしくいる事ができる。それってとても楽で生きやすいと思ったんです。

でも言ってしまえばシンプルですが、長年積み重ねてきたものを剥がすのはとても難しいことで・・

シュリカリヨガでは、まず「リラックス」する事が一番大事で、ヨガ中に何度も繰り返して伝えています。からだがリラックスしてくると、自然といらない力が抜けて無意識になっていきます。繰り返し練習することで無意識の心地よさがどんどん体得できてくるんです。この流れを続けているうちに気づいたら恐れや不安が剥がれていたりします。積み重ねて体得したものは一生もの！こんな良い事、みんなに伝えないといけない！と思ったんです。

変換期であるこんなご時世だけど、教室は続けたいと思ってくれる人と続ける。だれもいなくてもヨガはやる。ヨガ講師を一生続けたいという事ではなく、自分のためにやる、と思っています。伝えなければいけない、という思いから、やりたいからやる、に変わっていきました。シュリカリヨガの形としては心に効くものであるので、哲学が大切なんですが、それを伝えるのが凄く難しくて、、、オリジナルなことじゃなく伝統的なヨガなので、どうしたら私らしく言葉で伝えていけるか悩み中です。

私が持つ空気感のヨガ教室を大切にしたい、例えば 私と顔が似ているカピバラは色んな動物と共存できるんです。共存は出来るけどチームにならない、個々がフリーでいられる、そんな場所にしたいんです。